（写真：ＡＦＰ）

大手格付け会社ムーディーズ・インベスターズ・サービスは24日、ブラジルの長期外貨建て債務の格付けを投機的な水準である「Ｂａ２」に２段階引き下げたと発表しました。従来は投資適格としては最低の「Ｂａａ３」でした。昨年９月以降、大手格付け会社ではスタンダード・アンド・プアーズ（Ｓ＆Ｐ）とフィッチ・レーティングスも投機的水準に引き下げており、大手格付け３社がそろって投資適格から外したことになります。

ムーディーズは今後の見通しも「ネガティブ（弱含み）」としました。債務の増加を懸念し、汚職疑惑などの政治危機が「構造改革を遅らせる」と指摘しています。